アドテックプラズマテクノロジー、たいそうに仰々しい名前だが、知っている人はかなり少ないことだろう。こちらの企業は半導体及び液晶の製造聞きを作る大手で、主な顧客は大学などの研究機関がメインとなっている。特に注目すべきはもちろん、液晶ではなく半導体関連の方だ。世の中には既に半導体関連業界の人間以外ですら知っているような企業が多くあるが、そういった有名な半導体銘柄は高値圏に近くなっていることが多い。だが、このアドテックプラズマテクノロジーは、今までむしろ値段が下がり続けていた。色々な見方はあるだろうが、機関投資家などが優良な銘柄を買い増ししたいと思った際には、逆に大規模な売りをかけて売りを誘い、安くなったところで買い戻し、かつ、買い増しをするということはよくある手法だ。騙された庶民は損切りをして安心だと思いきや……結果は機関投資家と逆の往復ビンタを食らう、ということが往々にしてある。ここは静かに買いを進めたい。