ベルーナ、という会社の名前については、女性の読者であれば割と知名度はあるのではないだろうか。かつてはセシールやニッセンと覇を争った女性向けの通販会社であり、もちろん今も現役の会社だ。コロナと言えば巣ごもり需要、となれば通販が必然強くなると思ったのだが、実際はマーケットはそのように判断せず、どちらかと言えば低空飛行をしている。そうなると、今この会社に投資をする意味はあるのか? もっと他に良い銘柄はいくらでもあるのでは? という声も聞こえて来そうだが、そうではない。実際、例えばインサイダー情報でなければ今日、明日、或いは十日後でも半月後でも、暴騰する銘柄というのはわからないものだ。だが、株のマーケットと同時に、上場企業自体が縄張りとしているマーケットを見れば、中長期での値上がりはある程度予想ができる。ベルーナは特にアナログな手法を得意として、高齢者に人気が高い。今後の高齢化社会において、すでに一定のブランディングを行い、継続しているベルーナ、ここは買いを推奨する。